屋根裏に住み着く6種類の動物とは?見分け方や追い出し方を解説

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屋根裏に住み着く6種類の動物とは?見分け方や追い出し方を解説

屋根裏に住み着く6種類の動物とは?見分け方や追い出し方を解説

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更新日

2024.01.20

公開日

2023.12.26

屋根裏に住み着く6種類の動物とは?見分け方や追い出し方を解説

目次

人目が届かず雨風をしのげる屋根裏は、動物にとって格好の住処。そのため、家のわずかな隙間から動物が侵入し屋根裏にネズミやたぬき、イタチなどが住み着いてしまうことがあります。しかし「そのうち出ていくだろう」と放置してしまうと、動物が繁殖して増えたり、悪臭や健康被害に遭ったりする可能性も。そこで今回は、屋根裏に住み着く6種類の動物の見分け方や追い出し方について紹介します。また、屋根裏に動物が住み着いている家の特徴についても解説しているため、ぜひご自身の家もチェックしてみてください。

屋根裏に動物が住み着いている家の特徴

まずは、屋根裏に動物が住み着いている家の特徴からみていきましょう。次で紹介する症状に心当たりはないでしょうか。もしも一つでも当てはまるようであれば要注意。あなたの家の屋根裏にも何かしらの動物が潜んでいる可能性があるため、一度点検してみることをおすすめします。

排泄物のような悪臭がする

屋根裏に動物が住み着くと、糞や尿など排泄物の悪臭が天井をすり抜け、部屋の中まで臭いが漂ってくることがあります。動物の種類によっては少し臭う程度で済むこともあるものの、なかには我慢できない程の強烈な臭いを感じるケースも。部屋に臭いが染みつくと取りづらくなるほか、悪臭が原因で体調を崩す恐れもあるため、迅速な対応が必要です。

天井にシミができる

天井にシミができると、雨漏りや水漏れを疑う方がほとんどではないでしょうか。しかし、動物が屋根裏に住み着いている場合にも、排泄物が蓄積して天井にシミができることがあります。特にネズミやコウモリ、イタチなどは、同じ場所で糞尿を繰り返す習性があります。これらの動物が天井裏に住み着くと尿によってシミができるケースも。ひどいときには雨漏りのような状態になってしまうケースもあります。

屋根裏から音がする

本来、屋根裏は何もない空間です。「ゴソゴソ」「ドタバタ」「コツコツ」「カリカリ」など屋根裏から何か物音が聞こえる場合は、動物が入り込んでいる可能性が高いでしょう。また、動物の種類によっては鳴き声を確認できる場合もあります。屋根裏に入り込む動物の多くは夜に活発に動き出す傾向があるため、夜の静かな環境で物音や鳴き声が聞こえないか耳を澄ませてチェックしてみるようにしましょう。

下記の記事では屋根裏に住み着く動物が発する音や活動時間帯について詳しく紹介しているので、参考にしてください。

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屋根裏に住み着く動物と見分け方

屋根裏に住み着いているコウモリ

屋根裏に動物が住み着くと、騒音や悪臭などに繋がるため早急な対策が必要です。しかし、侵入している動物の種類が分からないと、どのように対策すればよいのか迷ってしまうでしょう。ここでは屋根裏に住み着く6種類の動物とそれぞれの見分け方について紹介します。

ネズミ

繁殖力が非常に高いネズミは、一度住み着くと爆発的に増える可能性がある厄介な生物です。たくさんの種類が存在するネズミですが、なかでも屋根裏で多く見られるのがハツカネズミ、ドブネズミ、クマネズミです。

ネズミは歯を削るために柱や梁をかじることがあります。そのため、「ガリガリ」という音が聞こえたり、建材にかじられた痕跡があったりする場合は、ネズミが屋根裏に侵入している可能性が高いでしょう。また、ポロポロと小さな糞を周辺にまき散らすのもネズミの特徴です。

イタチ

肉食動物であるイタチの糞尿は強烈な臭いを放つのが特徴です。糞の形は細長く、水分は多め。なかには、糞の中に獲物の毛や骨が混ざっていることもあります。

さらに同じ場所で糞尿する習性があるため、天井のシミや悪臭によって発見されるケースも。また、イタチは前足と後足とともに5本ずつ指があり、足跡によって判別することも可能です。

たぬき

臆病な性格で人目につかない場所を好むたぬきにとって、屋根裏は格好の住処。害獣としては比較的大型で、天井裏を歩くと重めの足音が聞こえます。普段は滅多に鳴きませんが、威嚇時に「ヴー」「ウユーン」といった低い声を出すことも。

足跡は指が4本で、犬や猫の足跡と似ています。糞は楕円形で、一カ所に集約され塊となっていることもあります。また、雑食でさまざまなものを食べるため、糞の臭いもかなり強烈です。

アライグマ

屋根裏に住み着く動物の中でも体つきが大きいアライグマ。夜行性ですが日中に活動する個体も多く、昼間に「ドスドス」とした足音が聞こえる場合は、アライグマが住み着いている可能性があります。

また、アライグマは同じ場所に繰り返し糞尿する習性があり、天井にできたシミや異臭の被害で発見されるケースも。さらに雑食でさまざまなものを食べるため、糞に動物の骨や昆虫の羽、種子などが含まれていることもあります。

ハクビシン

額から鼻にかけての白いラインが特徴的なハクビシン。夜行性であるため屋根裏に住み着くと、夜間に足音による騒音で悩まされるケースも少なくありません。イタチやアライグマ同様、同じ場所に糞尿する習性があり、侵入されると屋根裏の建材へのダメージや悪臭被害は避けられないでしょう。

また、糞は丸くて長い形をしています。植物中心の雑食性で種子が混ざっている糞を発見したら、ハクビシンが住み着いている可能性があります。

コウモリ

コウモリの中でも屋根裏でよく見られるのが、体長5cmほどの小型のアブラコウモリです。コウモリは夜行性であるため、夜に「バサバサ」という羽音や「キーキー」と鳴き声が聞こえる場合は、屋根裏にコウモリが住み着いている可能性があります。

また、コウモリの糞はネズミの糞とよく似ていますが、パサパサと乾燥している点が特徴的です。昆虫を好んで食べるため、糞に昆虫の胴体や足が混ざっていることもあります。

屋根裏に住み着く動物による被害とは?

屋根裏に動物が住み着いたまま放置してしまうと、家屋や体など私たちの日常生活にさまざまな害を及ぼすことがあります。次で、屋根裏に住み着く動物による具体的な被害内容について紹介します。

糞害による悪臭

天井裏に動物が住み着くと、糞尿が溜まって強烈な悪臭を放ちます。やがて悪臭は屋根裏だけに留まらず、私たちが生活する部屋にまで漂い不快感を覚えるようになるでしょう。また臭いがきつい場合は、周囲の住宅にまで影響を与えてしまう場合もあります。このほか、イタチなど肉食系の動物による糞尿は非常に臭いがきつく、部屋に染みついた場合は、業者に依頼しないと臭いを根絶できないケースもあるでしょう。

建物の損傷

動物が天井裏を住処にしていると糞尿がたまり、建材が腐食してしまう場合があります。症状がひどくなると腐った屋根裏が抜け落ちてしまう可能性もあり、大変危険です。また、屋根裏に侵入した動物が電気配線やガス管などをかじってしまうケースも報告されています。これらは火災や家屋の劣化に繋がる恐れがあるため、早急に対策しなければなりません。

健康被害

天井裏に住み着く動物たちの体や糞には、ノミやダニをはじめとするさまざま病原菌や害虫が含まれています。直接触れる機会がなくても排泄物から有害物質が発生し、健康被害を引き起こす恐れも。また、排泄物を介してダニやノミが繁殖し、アレルギーや皮膚病を引き起こしてしまう可能性もあります。特に抵抗力の低いお子さんや高齢者、ペットが動物を媒介して感染症にかかると重症化することもあるため、注意が必要です。

怪我

天井裏に住み着く動物の多くは野生です。野生動物は警戒心が非常に強いため、屋根裏に入って動物を探したり、追い出そうとしたりする際は注意しなければなりません。場合によっては動物が警戒して威嚇し、噛みついたり引っかいたりしてくる恐れもあります。不衛生な野生動物に傷をつけられると、感染症のリスクもあるため大変危険です。

騒音の発生

天井裏に住み着く動物の多くは夜行性であるため、動物の歩行音や鳴き声などによって睡眠を妨げられるケースも少なくありません。このような状態を放置するとストレスや疲労が蓄積し、精神的に追い詰められてしまう場合も。なかには不眠症やノイローゼに陥ってしまう方もいます。

屋根裏に動物を侵入させない対策と追い出し方

屋根裏に動物を侵入させないための対策法

前述したような被害を防ぐためには、屋根裏に再び動物を侵入させないように対策することが大切です。ここでは、屋根裏に動物を侵入させないための具体的な対策例を紹介します。また、動物が侵入してしまった際の追い出し方についてもあわせて解説します。

侵入経路を見つけて塞ぐ

動物たちによる侵入を防ぐためには、侵入経路を見つけて塞ぐことが有効です。家のどこから入るのか見当がつかないという方は、次の場所に隙間はないか重点的にチェックしてみてください。

  • 屋根裏の通気口
  • 電柱の引き込み口
  • 壁に生じた亀裂部分 など

小さなサイズの動物であれば、数センチの隙間からでも侵入してしまいます。金網で隙間を防いだり、害獣侵入防止用のカバーを使用したりするなどしてしっかり対策しましょう。

害獣用の撃退ライトを活用する

屋根裏に住み着く動物の多くは夜行性であり、光を嫌う習性があります。その習性を利用して、強い光が照射できるライトを使用してみるのもひとつの方法です。ライトはイルミネーション用のLEDライトでも代用できますが、より強い光を放つ害獣用の撃退ライトがおすすめです。ただし、攻撃的な動物が住み着いている場合もあるため、屋根裏に入って設置する際は気をつける必要があります。

忌避剤やトラップを仕掛ける

屋根裏に住んでいる動物がネズミであれば、粘着シートや捕獲器などトラップを仕掛けて駆除する方法もよいでしょう。ネズミ専用の駆除グッズは費用も比較的安価で、手軽に試せるのが魅力です。

ネズミ以外の動物であれば、市販の忌避剤を使用するのも方法のひとつです。野生の動物たちは嗅覚が優れているため、動物が苦手とする臭いを放つことで撃退できる場合があります。忌避剤はドラッグストアやホームセンターで購入可能です。

また、忌避剤がない場合にバルサンで代用しようとする方もいるかもしれませんが、屋根裏での使用はあまりおすすめできません。バルサンは気密性が低い屋根裏で使用すると、煙が屋外へと逃げてしまいます。さらに、バルサンの煙から逃れようとゴキブリやムカデなどが天井から降りてきてしまう可能性もあります。

屋根裏に住み着く動物の駆除は業者にお任せするのが安心

もしも現時点で天井裏に動物が住み着いているようであれば、早めに対策を打つことが大切です。なかには繁殖力が非常に強い動物もいるため、様子をうかがっているうちに手に負えなくなる可能性もあります。そうならないためにも、なるべく早く専門業者に駆除を依頼することをおすすめします。

鳥獣保護管理法により駆除が禁止されている害獣の種類

今回紹介した動物たちは、ドブネズミ、クマネズミ、ハツカネズミなど衛生状態に悪影響を及ぼすネズミ※を除いてすべて「鳥獣保護管理法」の対象であり、無資格者が許可無しで捕獲することが禁止されています。無許可で捕獲すると、法律違反となり罰金が課せられることがあります。その点、害獣駆除を専門にしている業者であれば、法律に触れることなく駆除してくれるため安心です。

イエネズミであれば自身で駆除しても法律上問題はありませんが、死骸の始末までしなくてはなりません。駆除料金を支払うのにためらう方もいるかもしれませんが、死骸に病原菌が付着している可能性もあるため、不安な場合は専門業者に依頼することをおすすめします。

※​​2002年に行われた法改善によりネズミも含まれることになったものの、ドブネズミやクマネズミ、ハツカネズミなどのイエネズミは鳥類保護法の対象外とされた。

専門業者に依頼すれば駆除と同時に予防ができる

屋根裏に住み着く動物は、今回紹介した種類以外にも存在します。素人が特定するのはなかなか容易ではないうえ、撃退するには危険も伴います。しかし害獣駆除の専門業者は、豊富な知識と高い技術力を備えたプロの集団です。動物の種類や生態にも詳しいため、適切な対策方法を提案してくれるでしょう。

また業者に依頼すると動物を駆除するだけでなく、糞尿の清掃や再発防止の消毒、侵入経路の対策等も行ってくれます。動物を捕獲しただけでは再び屋根裏へ侵入されてしまう可能性もありますが、業者であれば確実な駆除が期待できるでしょう。

屋根裏に住み着いた動物は放っておかず、業者に相談を!

屋根裏に動物の存在を感じたら、決して放置してはいけません。はじめは騒音だけで済んでいたとしても、悪臭や建物の劣化、健康への影響など被害が拡大する恐れも。そうならないためには動物を追い出すだけではなく、あわせて侵入予防の手立てを打つことが大切です。害獣に困ったときは、ぜひ一度業者へ依頼してみることをおすすめします。当サイトでは信頼できる害獣駆除の業者について紹介しています。ぜひ業者選びに迷った際は、当サイトも参考にしてみてください。

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