車のスマートキーや住宅の玄関のリモコンキーの反応が、以前と比べて悪くなったと悩んではいませんか。
スマートキーやリモコンキーの反応が悪い状態は、電池が切れている可能性があります。
電池交換は手順を踏む必要があるため、事前に覚えておかなくてはいけません。
今回は、鍵の電池交換の方法や電池交換の目安をご紹介しますので、鍵を交換するときのために覚えておくと役に立つでしょう。
鍵の電池交換に必要な道具
鍵の電池交換に使う道具は、以下の4つです。
・スマートキー
・キーに入っているものと同じ型番の電池
・小さめのマイナスドライバー
・布
電池は、ホームセンターの他にコンビニでも入手できます。
マイナスドライバーは、ホームセンターなどで用意してください。
布がなぜ必要かというと、マイナスドライバーを使う際にスマートキー本体に傷が付くのを防ぐためです。
ちなみに、スマートキーに使われる電池は乾電池ではなく、ボタン電池と呼ばれる小さい電池です。
コンビニやホームセンターの電池コーナーなどで、乾電池の他に、小さなボタンのような電池を見かけたことがある方も多いでしょう。
スマートキーの電池交換には、小さなボタン電池を使います。
ボタン電池にもさまざまなものがあり、スマートキーの種類で使うボタン電池も異なります。
すでに本体内に入っている電池を参考に、購入するべきボタン電池を探してみてください。
ちなみに、ボタン電池の型番は、+極に刻み込まれています。
スマートキーの電池交換ができなかったり、自信が無かったりする場合は、業者に依頼できます。
素人が無理に電池を交換しようとすると、固くて電池カバーが外れず、無理に力を入れて傷が付いたり破損したりするかもしれません。
心配な時は、業者に依頼したほうが確実です。
鍵の電池交換を請け負ってくれるのは、車のディーラーやカー用品店、ガソリンスタンドです。
費用は500~1,000円ほどで済みますが、鍵の種類や店によって料金が変わるため、事前に店に確認してみてください。
車のキーの電池交換方法
スマートキーの電池交換についてですが、交換方法は車のメーカーや車種によって異なります。
そのため、取扱説明書を見ながら交換する方法が確実です。
取扱説明書が見つからなくても、メーカーの公式サイトに掲載されている可能性があるためチェックしてください。
まずは、スマートキーの側面にあるレバーを押して、メカニカルキーを取り出してください。
メカニカルキーといっても鍵の形そのものであるため、鍵を取り出す要領で大丈夫です。
メカニカルキーを取り出したあとは、マイナスドライバーを使って、本体のつなぎ目にあてて入れ込んでください。
上に力を入れると、ふたが開きます。
ふたを開けるときは、マイナスドライバーの先端に布を撒いておいてください。
マイナスドライバーを直接スマートキーに当てると、本体カバーが傷ついたり破損したりします。
ふたを開けたら、中に入っているボタン電池を外してください。
次に、同じ型番の新しい電池と交換します。
ボタン電池は+極と-極がわかりづらいので、事前に確認しておいてください。
ボタンの型番が刻印されているほうが、+極になります。
また、スマートキーの内部回路や、電子端子部分に触らないでください。
内部回路や電子端子に触れてしまうと、鍵が故障する可能性があります。
最後に、本体のケースを戻してふたをきっちりとしめて、メカニカルキーを差し込んで終わりです。
電池を交換したら、動作確認を忘れないでください。
電池を交換する際には、注意が必要です。
お子さんが電池・部品を誤飲しないように、届かない場所においてください。
また、電池の処分方法は自治体のルールに従いましょう。
玄関のリモコンキーの電池交換方法
玄関のリモコンキーの交換方法は、メーカーによって異なります。
こちらで紹介するのはあくまでも一例であるため、実際に交換する際は取扱説明書やメーカーのホームページを確認したほうが確実です。
玄関のリモコンキーを押してみて、赤いランプが3回点滅したり、赤色に点灯したりする場合は、電池の交換が必要です。
確認ランプが暗かったり、近くに行かないと作動しなかったりする場合は、電池が消耗している可能性があります。
いずれにしても、電池が交換である点に変わりはありません。
電池を交換する際は、ねじ穴に合うドライバーを使ってください。
ねじ穴に合わないドライバーを使うと穴が潰れてしまい、電池の交換が不可能になります。
また、電池フィルターの金属部分がサビている場合は、取り除いておいてください。
交換するときは、裏側にある突起部分を押してからスライドさせて、ふたを外します。
ふたを外したあとは、キーを収納しているふたのねじを外してください。
ねじを外したあとは、ふたをスライドさせて外します。
ふたをスライドさせたら電池が出てくるため、マイナスドライバーを使って古い電池を取り出してください。
そのあとに新しい電池を取り付けますが、+極と-極に注意してください。
電池の型番が刻印されているほうが+極です。
電池を取り付けたら、キーを収納するふたをスライドさせて取り付けたあと、ねじを刺します。
最後に裏側のふたを取り付けたら終わりです。
鍵の電池交換の目安は1~2年
車のリモコンキーや玄関のスマートキーの電池の寿命は、1~2年程度です。
リモコンキーやスマートキーは、使わなければ電池を消耗しないわけではありません。
常時半径1mの範囲に微弱な電波を飛ばしているため、電池を消耗します。
テレビやパソコンといった電磁波を発する製品の近くに置くと、常時更新がおこなわれる状態になります。
こうなると誤作動を起こし、電池の消耗が激しくなるため、注意してください。
使い方によっては、1年も持たずに電池交換が必要になります。
電池の寿命が1~2年であるため、普段は意識せずに過ごしており、気付かないうちに電池の交換が必要になる可能性があります。
外出先などで車のリモコンキーの電池が切れた場合は、車がつかえなくなるため、大変です。
車のリモコンキーについては、1年に1回発生する自動車税の支払いやタイヤ交換など、イベントに紐づけて電池を交換すれば忘れずに済みます。
住宅のスマートキーについても、1年に1回のイベントと紐づければ忘れにくいでしょう。
鍵の電池交換のやり方とタイミングを把握しておこう
鍵の電池交換には、スマートキー本体とボタン電池に加えて、マイナスドライバーと布も必要です。
ボタン電池やマイナスドライバーは、ホームセンターに販売されています。
布を使う理由は、スマートキー本体をマイナスドライバーで傷つけないためです。
電池の交換は1~2年が目安であるため、意外と忘れがちです。
タイヤ交換や1年に1度のイベントなどと紐づけて、電池が切れる前に交換するようにしましょう。