アシナガバチの駆除を専門業者に相談したいと思っても、どのくらいの費用がかかるのか気になる方も多いでしょう。
値段によっては、自分でなんとかしようと考える方もいるかもしれません。
しかし、アシナガバチの駆除には、大きな危険が伴います。
そこで今回は、アシナガバチの駆除費用やその内訳、そして駆除費用が高額になるケースについて詳しく解説します。
プロの業者に依頼する際のポイントも紹介していますので、安全かつ効果的にアシナガバチの駆除を行うための参考にしてください。
アシナガバチの駆除費用は1~3万円ほどが相場
アシナガバチの駆除費用は、一般的に1~3万円ほどが相場と言われています。
しかし、具体的な費用は巣の規模や営巣場所、駆除の難易度によって変動するので注意が必要です。
例えば、巣が非常に大きい場合や、屋根裏や非常に高い場所など、アクセスが難しい場所にあるような場合は、費用が高くなることがあります。
また、蜂被害の多い5月~12月は繁忙期となっていて、追加料金が発生することもあります。
そのため、相場を踏まえたうえで、事前に専門業者に見積もりを依頼し、駆除にどれくらいかかるのかを確認しておくことが重要です。
駆除費用は、専門業者によって大きく異なっています。
そのため、必ず複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
また、駆除費用だけでなく、駆除作業が終わった後の保証の有無も確認しておくと良いでしょう。
保証があると、再発時にも追加費用なしで対応してもらえる場合がありますので、忘れずに確認してください。
アシナガバチの駆除費用の内訳
アシナガバチの駆除費用の内訳について詳しく見ていきましょう。
一般的な駆除業者の場合、アシナガバチの蜂の巣駆除の料金は、出張費と作業費で構成されていることが多いそうです。
出張費は、駆除業者のスタッフが、蜂の巣のある場所まで来てもらう際に発生する料金です。
これは、駆除専門業者によっては、料金がかからないこともあります。
また、出張費は、蜂の量や蜂の巣の状態によって、料金に変化はありません。
作業費は、実際に蜂の巣の駆除作業にかかる料金になります。
作業費は、蜂の巣の駆除をする際の難易度によって推移します。
蜂の種類や蜂の巣の大きさ、蜂の量、蜂の巣のある場所など、状況によって変動するのです。
出張費や作業費の他に、蜂の巣の処分費用や、清掃費用、繁忙期による割増費用などが必要となる業者もいます。
他にも、キャンセルをした際にキャンセル料がかかる業者もいますので、しっかりと確認しておくようにしいてください。
ここからは、より分かりやすくなるよう、他の蜂の駆除費用の相場と比較していきましょう。
スズメバチの巣を駆除する際の料金相場は、2~5万円が相場と言われています。
スズメバチは、毒を持っているだけでなく、非常に狂暴な性格をしていますので、アシナガバチよりも相場は高い傾向にあります。
8月~10月は、働きバチが活発に行動している時期ですので、追加料金が発生する可能性もあります。
アシナガバチの巣を駆除する際の料金は、1~3万円が相場となっていました。
スズメバチと比べると、危険度が低くなっているため、スズメバチの相場よりも料金は低く設定されているケースが大半となっています。
ミツバチの巣を駆除する際の料金相場は、3~5万円が相場のようです。
ミツバチは、蜂の中でも身体も針も小さいだけでなく、性格も大人しいので、むやみに人を攻撃してくることはありません。
しかし、ミツバチはスズメバチの捕食対象となっています。
そのため、ミツバチの周りには、スズメバチがいることが多くなっていて、下手にミツバチを駆除しようとすると、スズメバチの攻撃対象として認識されてしまいます。
ミツバチの巣を駆除中にスズメバチに襲われるリスクが高いため、アシナガバチよりも相場は高めに設定されているようです。
アシナガバチの駆除費用が高額になるケースとは?
アシナガバチの駆除費用が高額になるケースは、いくつかの要因が関係しています。
以下に、具体的な例を挙げて説明します。
■巣の大きさ
巣の大きさが大きいほど、駆除にかかる手間や時間が増えるため、費用も高くなります。
特に、繁殖期には巣が急速に大きくなるため、早めに駆除することが重要です。
大きな巣は内部に多数の蜂がいるため、駆除作業がより危険で難易度が高くなりますので、どうしても費用が高くついてしまうのです。
■巣の高さ
巣が高所にある場合、駆除作業自体が難しくなってしまうため、追加料金が発生することがあります。
高い木の上や屋根裏など、ハシゴなど器具や道具がないとアクセスできないような場所に巣がある場合には、専用の器具や安全対策が必要になるため、費用が増える傾向にあります。
■巣の場所
巣の場所も駆除費用に影響を与えます。
例えば、壁の中や屋根の裏、狭い隙間など、アクセスが難しい場所にある巣は、駆除作業が複雑になるため、追加料金が発生することがあります。
また、巣のある場所が商業施設内や住宅街のど真ん中など、不特定多数の人の往来が多い場所の場合には、人通りの少ない場所と違い、安全対策が必要となりますので、同じく追加料金が発生することが多いそうです。
上記のようなケースでは、蜂の巣駆除の費用が高額になりがちです。
駆除費用をなるべく抑えるためにも、蜂の巣を発見したら早めに専門業者に相談しましょう。
アシナガバチの駆除は自治体が無料で行ってくれるのか?
アシナガバチの巣駆除を無料で行ってくれる自治体もあります。
例えば、新宿区では業者に委託して蜂の巣の除去を行っています。
以前はスズメバチの巣のみを対象としていたのですが、現在はアシナガバチの巣なども駆除の対象となったようです。
また、さいたま市では、住宅だけでなく、人通りの多い敷地にあるスズメバチの巣などに対して、市で選定した委託業者による無料駆除を提供しています。
ただし、危険性の高いスズメバチの巣であったとしも、全てこのサービスの対象ということではありませんので確認してください。
市で駆除を行っていない場合でも、信頼できる専門家を相談者に紹介してくれるサービスを提供している自治体も増えてきました。
公的機関で太鼓判を押されている業者ですので、法外な料金を請求されることもありません。
業者の紹介は無料でも、蜂の駆除を行う費用は個人の負担となります。
さらに、蜂の駆除用具の貸し出しをしている自治体も増えてきました。
危険度の少ない場合でしたら、自分で駆除することもできます。
必要な用具を揃えると、それこそ数万円単位の負担となりますので、このような貸し出しサービスを利用してみるのも方法のひとつです。
アシナガバチの駆除費用は巣の大きさや場所によって異なる
アシナガバチの駆除は、自分で行うには危険が伴うため、専門業者に依頼するようにしましょう。
一般的な駆除費用は、1~3万円ほどが相場となっていますが、巣の大きさや場所、巣のある場所など、駆除の難易度によって、駆除費用は異なります。
また、駆除業者によって、費用の差がありますので、複数の業者から見積もりを取り、事前に費用を確認しておくことが重要です。
安全かつ確実にアシナガバチの駆除を行うためには、プロの業者に相談することをおすすめしますが、費用面の負担もありますので、相場を知ったうえで信頼できる業者に依頼しましょう。