カメムシは、非常に不快なにおいを発生させる厄介な害虫です。
しかし、家の中でカメムシを見つけたとき、なるべく殺虫剤を使わずに駆除したいと思う方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、カメムシ退治で殺虫剤の代用になるものを紹介します。
悪臭を出さずに、自宅にあるものだけで簡単に駆除できますので、ぜひ参考にしてみてください。
カメムシを殺虫剤の代用品で駆除する方法1|ペットボトル捕獲機を作る
殺虫剤を使わずに、カメムシのにおいを出さない駆除方法として人気となっているのが、ペットボトルを使った駆除方法です。
駆除に使用するペットボトル捕獲機は、家にあるものだけで簡単に作成できますので非常に便利です。
【ペットボトル捕獲機の制作材料】
- 空のペットボトル
- セロハンテープ
- 加工に必要なカッター
ペットボトルは、ペットボトル捕獲機を制作する前に、よく洗って乾燥させたものを用意しましょう
【ペットボトル捕獲機の作成手順】
1.ペットボトルの上から1/3の所を、カッターを使って切り取ります。
2.切り取った飲み口部分を下に向け、本体部分に差し込みセロハンテープで固定します。
この2つの作業だけで、ペットボトル捕獲機が完成します。
大変な作業や、難しい作業はありませんので、気軽に作成することができます。
【ペットボトル捕獲機を使ったカメムシの捕獲方法】
カメムシを見つけたらペットボトル捕獲機を持って近づいてください。
カメムシは、驚くと下に向かって逃げる習性があります。
そのため、ペットボトル捕獲機の口をカメムシに向けるだけで、簡単に捕獲できます。
ペットボトル捕獲機の構造上、穴に入ったカメムシは外に出られなくなるので、簡単かつ確実に捕獲できるのが特徴です。
ペットボトル捕獲機は、カメムシに刺激を与える心配はありません。
そのため、捕獲する際にカメムシ特有の嫌なにおいが出ないのです。
また、カメムシに直接触れずに捕獲できるので、安心して駆除することができるでしょう。
カメムシを殺虫剤の代用品で駆除する方法2|ガムテープで捕獲する
ペットボトル捕獲機を使った駆除方法と合わせておすすめの方法が、ガムテープを使ったカメムシの捕獲方法です。
ガムテープを使ったカメムシの捕獲方法に必要な材料は、ガムテープと手袋の2つだけです。
使用するガムテープは、粘着力が強く、幅広なタイプがおすすめです。
捕獲する際には、カメムシを見つけたら認識されないよう気を付けて、ゆっくりとガムテープの粘着面を近づけていきます。
ガムテープを強く押しつけてしまうと、カメムシのにおいが出てしまうので、粘着面を軽く押し当てる程度の力加減を意識して貼り付けましょう。
カメムシをガムテープに貼り付けたら、ガムテープを包み込むようにしてしっかりと捕獲してください。
この捕獲方法でも、カメムシに直接触れないように注意することがポイントです。
カメムシを殺虫剤の代用品で駆除する方法3|殺虫成分の入っていない凍結スプレーを使う
カメムシの駆除に殺虫剤を使いたくないという場合には、凍結スプレーを使った方法がおすすめです。
凍結スプレーは、殺虫成分など危険な化学薬品が含まれていませんので、小さいお子さんやペットが生活する室内でも、安心して利用することができます。
凍結スプレーは、薬品ではなく、冷却効果を利用することによって、カメムシなどの害虫を凍らせて動けなくするスプレーです。
瞬間的に凍りつくので、確実に捕獲することができます。
非常にメリットの多い凍結スプレーですが、非常に冷却効果が高いため長時間使用してしまうと、カメムシの周囲が凍ってしまうリスクがあります。
そのため、家具や壁、床などに、凍結スプレーが必要以上にかからないよう、慎重にスプレーすることがポイントです。
殺虫剤の代用品でカメムシ予防対策をする方法
カメムシを予防する際に、殺虫剤を使わずに自然由来の代用品を使うことは、昔から行われてきました。
現在でも、環境に優しい所や家庭にある材料で手軽にできるということもあって、多くの方が利用しています。
ミントやハッカ油
ミントやハッカの強い香りは、カメムシにとって嫌なにおいの一つです。
ミントの葉を室内に置く方法も効果的ですが、より簡単にカメムシ予防をしたいときは、ハッカ油を水に薄めたものをスプレーボトルに入れ、窓枠やドア周辺に噴霧するといった方法があります。
木酢液を使った対策
木酢液も、カメムシに嫌悪感を与えるにおいです。
木酢液は、木材や竹を炭化する過程で製造される自然素材ですので、ペットや小さいお子さんのいるご家庭でも、安全に利用することができます。
使用方法はハッカ油と同様で、木酢液を薄めたものをスプレーで噴射します。
トウガラシを使う
トウガラシの主成分のひとつでもあるカプサイシンは、カメムシ対策に効果的です。
トウガラシを焼酎の入ったボトルに入れ、一か月ほど冷暗所で放置することによって、トウガラシの忌避剤の元を製造することができます。
この忌避剤の元を水で300倍に薄めたものを、スプレーで噴射することによって、効果的なカメムシ対策となります。
ハッカ油や木酢液とは違い、非常に刺激が強いので注意が必要です。
ミントやハッカ油、木酢液、トウガラシなどの自然由来のアイテムは、カメムシの予防対策として有効です。
殺虫剤よりもコストパフォーマンスに優れているだけでなく、環境に配慮することができますので、安心して使い続けることができます。
作り方も簡単ですので、ぜひ試してみてください。
殺虫剤の代用品でカメムシ退治と予防をして悪臭を防ごう
カメムシの退治と予防において、殺虫剤を使わない代用品を活用することは、環境にも健康にも優しい選択です。
ミントやハッカ油、木酢液、トウガラシといった自然素材は、昔から使われていた実績がありますので、安心して使用することができます。
もちろん、これらの代用品は、簡単に入手することができますので、日常的にカメムシを予防する方法として優秀です。
また、今回紹介した方法は、カメムシの悪臭をしっかりと防ぐことができます。
殺虫剤のような強い化学成分の使用を避けられるので、家族やペットがいる環境でも安心して使えるのが大きな魅力です。
ペットや小さいお子さんがいるため、殺虫剤を使いたくないという方は、これらの代用品を活用してみましょう。
カメムシの被害にお悩みの方は、ぜひチャレンジしてみてください。